TEDの感想。
「やることあるのにスマホをダラダラ見ちゃうなあ」
って時のやつ。
視聴メモとあらすじ
ティム・アーバンさんの主張では、頭の中には
- 理性的理論決定者
- すぐにご褒美が欲しいサル
- パニックモンスター
この3人の人物がいて、これらが意志を決定している。
理性は「宿題やらなきゃ!など」と理にかなった目標。(Makes Sense)
サルは「楽しいことやろうよ」と短期的な楽しみ。(Easy and Fun)
パニックモンスターは期日が迫った時にサルを追い出すモンスター。
サルの楽しいことは、「やるのが理にかなわないラクで楽しいこと」である。
ティム・アーバンさんはこれを暗黒の遊び場と呼ぶ。
遊んでいる場合じゃないときに遊んでしまい、実際には楽しくなく、罪悪感や恐れ、不安・自己嫌悪といった先延ばしの感覚に満ち溢れている。
パニック・モンスターは締め切りが間近だったり、社会的信用を失いそうなときなどにやってきてサルを追い出す。
そうして理性が力を取り戻し、無理やり課題に取り組み、なんとかやることを達成する。
しかし締切がないやるべきことにはパニックモンスターが現れない。
(例として挙げられていたのは起業的な仕事、家族に会う、運動して健康を保つ、人間関係を保つなど)
先延ばしし続けた結果、長期的で大きな後悔・不幸につながる。
おサルの問題が一番いやらしいのは、締め切りがないときだということに気を付けるべき。
感想
目的なくスマホをダラダラと使ったあと、時間を無駄にしてしまった罪悪感や、何もできなかった虚無感を感じることがある。
これを表す言葉として、スピーチの中で出てきた暗黒の遊び場という表現がしっくりきた。
やるべき課題から逃げ出し、短期的になんとなく楽しそうな(実際には楽しくない、ただ現実から逃げているだけ)ものを続けているだけ。
スマホを触りたいのではなくて、取り組むべき課題から目を背け、現実逃避したいだけなのだ。
TwitterでADHDについて調べていると、よく「先延ばし癖」について言及されるものを見かける。
ADHDは頭の中のサルが普通の人よりストロングなんだろうなあと思った。
ではサルの力を弱くするにはどうすればいいか?
思うに、現代の頭の中のサルはだいたいスマホに飛びついていると思う。
ADHDじゃないひとでさえスマホに依存してやるべきことができていない。
ADHDの僕がスマホに抗えるわけがない。
であれば、飛びつく先のスマホの力を抑えればよいのではないか。
んとなくネットサーフィンをしてしまうのであれば、利用制限をつければいい。
通知が気になるのであれば通知を切ればいい。
SNSが気になるならPCで見るようにすればいい。
その辺の対策をしっかりして、サルの力を削いでいければいいなあと思った。
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