こんにちは、ツイちゃんです。
ぼくは趣味でタロット占いをやっています。レベルは初心者級。
そんな初心者でも、そこそこ他人を占った経験はあるんです。
生放送サービスを使うことで、今まで100人以上の人の悩みに相談に乗ってきました。タロットカードを使って。
そうやって、人の悩みを聞いていると、内容にいくらか共通点が見つかってきます。
下に2つ例を出します。みなさんも、どんな共通点があるのか?考えてみてください。
- 気になっている人がいて、告白したいと思っている。相手の気持ちを知りたい。
- 転職先での人間関係がどうなるのか占ってほしい。
簡潔に答えを言います。全部、環境を占ってほしいという内容です。これが非常に多かった。
「うまく行くかどうかを占ってほしい」
と言う人はいても、
「うまく行かせるにはどうすればいいかを占ってほしい」
と言ってくる人はいませんでした。
ぼくはいつもこう考えていたのです。
仮に占った結果が「うまくいきません」だったらどうするつもりなんだろう?
占いが好きなあなたに一つだけ提案します。
占いをやるときは、「どうなるか」ではなく、「どうすればいいか」と聞いてください。
どんな結果でも、明日から実践できます。
この考え方に近い本が一冊だけあります。占いが好きな人はぜひ読んでみましょう。
嫌われる勇気は占いが好きな人に絶対に読んでほしい一冊だ。
占いが好きなあなたに、人に占ってもらう機会があるあなたに。
嫌われる勇気は自己啓発・哲学・心理学のベストセラー本です。
アドラー心理学を対話形式で会話する本になっています。
全国のどの書店でも取り扱っています。
今までに200万部以上売られました。
あなたが本が好きであれば、読んだことがあるでしょう。
ぼくは占いを始めてからこの本を読み返しました。
占われる人にとって活かせる思想が数多くのっています。
効果的な占いを受けるためにも、この本は一度読んでおくべきです。
この本の占いに生かせるポイントを、1つだけ紹介します。
あの人の気持ちは関係ない。目的論と原因論。
「あの人の気持ち」というものを、結構な数、占ってほしいと言われてきました。
- 告白したい、あの人は自分のことをどう思っているのか占ってほしい。
といった内容。もちろん、相手が何を思っているのか気になるのはわかります。
告白のまえにそれを調べたくて、占いに頼る気持ちもよくわかります。
でも知ったからといってどうするんですか?
- あの人の気持ちが良いものだった場合。確認のため、他の占い師にも同じ内容で占ってもらう。
- あの人の気持ちが悪いものだった場合。本当はどうなんだろう?他の占い師にも同じ内容で占ってもらう。
占わせてもらえるのはうれしいです。ぼくの経験値がたまるから。
ただ、相談してくるあなたにとって、それは占ってもらう価値があるのでしょうか?
嫌われる勇気では、目的論と原因論という言葉が使われています。
原因論:過去の原因によって今の自分の行動が変わること。
昔に嫌なことがあったから、これはやりたくない。
過去のトラウマによって人生は縛られるという考え方ですね。
目的論:自分の行動のために過去の原因を作り出していると解釈する。
これはやりたくないから、昔の嫌な記憶を思い出す。という考え方です。
今の自分の目的の達成のために、理由をあとづけしているということですね。
あの人の気持ちを占ってほしいという人は、原因論にとらわれています。
あの人が良く思っているから告白する。あの人が悪く思っているから告白しない……
どっちでもいいんです。傷つきたくないから占っているだけなんです。
この占い方はあまり好きではありません。
目的論で占いの内容を設定するとこうなります。
- あの人と付き合うために【自分は】どういうことを心がければいいのか占ってほしい。
- あの人から好かれるために【自分は】どういう風にふるまえばいいのかを占ってほしい。
ほら、こうやって占いましょう。これなら明日から自分が行動できます。
あの人の気持ちなんて占っても仕方ないんです。人の気持ちは占いによって変わりませんから。
それよりも、自分がどうすれば現状がよくなるのか?って。
それを占った方が、自分で自分の人生をコントロールできますよ!
占いが好きなら嫌われる勇気を読んでほしい。
ということで嫌われる勇気の紹介でした。
これを読めば、他者に依存しない占いの内容を決められるようになります。
占い師としても、相談者としても、どちらの立場でも建設的な占いができるようになるのです。
あなたは占いが好きですか?
もし占いが好きなら、嫌われる勇気を読んでほしい。
間違いなく、今後の占いが有益に、そしてより楽しくなりますから。
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