
たくさんの影響力を持つインスタグラマー(instagramをする人)が20人集まって書いた本。図書館で借りてきた。
僕にはインスタグラムができないことを理解した。

憧れのインスタグラマー20名に学ぶ美しい写真術 /インプレス
個人的な点数
- 読みやすさ:☆☆☆☆☆
- おもしろさ:☆
- 参考度合い:☆☆
- 総合的な点:☆☆
写真がふんだんに使われており、またインタビューの語り口調で一貫して書かれているので、とにかく読みやすい。
しかしおもしろくなかった。今の僕は写真を撮ることが好きじゃないし、写真を見ることも好きじゃない。
インスタグラムってどういうところなのか、僕はよくわかっていない。写真を見るのはあまり好きじゃないし、ハッシュタグの文化もよくわからないからだ。
インスタグラムに一応登録してみたが、何をすればいいのかわからない。写真を見るのが好きじゃないから、誰もフォローしたくない。
それでも、みんなインスタグラムをやっているから、自分もなにかやらなくてはいけないのか? と思って手にとった本。
この本は、自分にはインスタグラムが絶対にできないことを教えてくれた。つまり、とても参考になった。
憧れのインスタグラマー20名に学ぶ 美しい写真術について
- 著者:20人のインスタグラマー
- 出版社:インプレス
- 初版:2020年05月21日
著者について
インスタグラムでたくさんフォロワーを集めた人たちが20人集まって書いている。
インスタグラム運用論
TwitterやYoutube,ブログでも参考になるので、ポイントをまとめておく。
ハッシュタグについて
インスタグラムではハッシュタグが非常に重要視されている。
写真術という本であるにも関わらず、ちょこちょこ著者別のハッシュタグ付け方コーナーが出てくる。
インスタグラムとハッシュタグは切っても切り離せないものなのだろう。
参考になりそうなものを5ポイントピックアップした。
- 宣伝っぽくならないように。
- 詐欺ではなく、関連するキーワードを使う。
- いつも使うハッシュタグをメモ帳に保存する。(利便性)
- 固有名詞や都市名を具体的に使うと検索されやすい。
- 抽象的なものは検索されづらい。
これは、普段からやっているYoutubeでも役に立つ考えである。今夜、Youtubeのタグ・ハッシュタグを見直す。
統一感
- フィード画面全体の統一感を出す。
フィード画面(たくさん写真が3列ごとに並んでいる画面)の統一感。これは僕のYoutubeチャンネルにはまったくないものだ。
Youtubeの場合だとサムネイルが該当する。おしゃれな、この人だ! とわかるようなサムネイルでチャンネルを統一していこう。
投稿時間帯
- 人がインスタグラムを見る時間帯に毎日投稿する。
クオリティを保つことは前提として、毎日、人が見やすい時間帯に投稿する。
多く見られたのは、夜の20時から22時の間。
朝と夜に一回ずつ投稿している人もいたが、基本的にはインスタグラムをみんなが開く20時から22時に投稿している人が多い。
感想
思ったことを並べる。
みんな写真が大好き
20人のインタビューをざっくりと流し読みして気づいたことは、「みんな写真が大好き」だということだ。
写真が好き! 人に見られたい! いいねが欲しい! など、大本のモチベーションに違いがあれど、彼ら彼女らは写真のことが大好きだ。
たくさんの時間をかけて写真を撮影し、家でじっくりと現像(ざっくりというと、デジタルカメラの画像加工の意味)して、統一感を持ってインスタグラムに投稿する。
好きだからたくさん時間をかけられるのだ。
フルサイズ・デジタル一眼
インスタグラマーの彼らが使うカメラは、
- SONY a7II,a7IIIなど
- CANON EOS 5D mark iiや6D mark iiなど
フルサイズのセンサーを搭載したカメラが多かった。
フルサイズセンサーのカメラは、本体・レンズともに高額であるが、それでも多くの人がフルサイズのデジタル一眼もしくはミラーレスを使っている。
一概には言えないが、センサーサイズが大きければ大きいほど、現像、つまり画像加工する際に有利になる。
鮮やかな色彩、黒と白がきっちり別れたコントラストの高い写真。インスタグラムに刺さる写真にこだわると、一眼レフにたどり着くことになるのだろう。
写真よりもカメラに注目してしまった僕がいることに気づいた。おそらく、僕は写真じゃなくて、ガジェットとしてのカメラのスペックが好きなんだと思う。
僕はインスタグラムができない
一通り本を読んだ上で、僕はインスタグラムに挑戦できないことを理解した。
僕は写真を見ない。高校生のころなんとなく写真部に入ったが、写真を撮るおもしろさが理解できず、部室から1年で消えた。
それでも、カメラはかっこいいなあと思い、アルバイト代を使って何個か買ってみたりしている。
結構な金額を使った。それでも、いい写真なんて全く撮れない。
僕は写真が好きではない。
インスタグラムには、写真を見たい人、写真を撮りたい人、いいねが欲しい人がたくさん集まっている。
共通して彼らは写真が好きだ。好きだからこそ、写真にたくさんの時間をかけられる。
好きで時間をかけられる彼らの中に、写真が好きではない僕が入っていって、果たして何が楽しいのだろう?
高校生の妹から聞いた。
「今の若者はインスタグラムを使っている。Twitterを使う人は減少傾向にある」
波に乗り遅れないために、インスタグラムを始めなくては! と漠然と思っていた。
写真を撮って、注目を集めて、影響力を集めなくては! と。
だが僕にはできない。今影響力を集めている彼らは、「写真が好き」である人間だ。
影響力目当てで僕が入っていったとしても、誰からの注目も集められない。
おわりに
インスタグラムについて気になっていたので読んだ。さっぱりと諦めるきっかけとなった。
スマートフォンからインスタグラムを消した。フォローもフォロワーも0だから誰も困らない。
僕には写真ではなく、ブログやYoutubeのほうが性に合っている。

憧れのインスタグラマー20名に学ぶ美しい写真術 /インプレス
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