
ウェブ戦略が新書コーナーにあったので借りてきた。女性で経営者や店長など、裁量権を持って行動できる人向けの本だと思う。
Youtubeの活動にも応用できる点が多かったし、そもそも女性のファンだけじゃなくて男性にも適用できることばかり。
参考になったところと感想をまとめる。
ただし、僕はYoutubeで数字を伸ばしたい、インフルエンサーになりたいなと思っている若者の視点で読んでいる。
個人的な点数
- 読みやすさ:☆☆☆
- おもしろさ:☆☆☆
- 参考度合い:☆☆☆☆☆
- 総合的な点数:☆☆☆☆
ウェブのブランド戦略よりも、「お客さんから見た一貫性を持った人間であること」という考えに強く共感した。
普段からふわふわと考えていたことが言語化されていた。読んで良かった本。
細かいところは感想にまとめる。
女性のファンが生まれる! 「伝わるウェブ」のブランド戦略について
- 著者:こぼりあきこ
- 出版社:同文館出版
- 初版:2020.09.24
著者について
奈良県出身の人。同志社大学で視覚認知工学を学び、富士フィルム→独立→(株)Reproductionでクリエイティブ・ディレクター。
Reproducitonの公式サイトを見ると、ブランディングツール・保育園求人・Web制作のコンテンツが目に入った。
感想
印象に残ったところを感想にまとめる。僕にとって印象に残ったところだけをピックアップする。
Youtube運用において、ブランドイメージと矛盾しない一貫性をもつこと
お客様の視点で見れば、「マーケティング」「営業」「広告宣伝」など、お店・会社とお客様との接点になるすべての活動の裏には、あなたのお店・会社のブランドが常に透けて見えている状態なのですから、「マーケティング」「営業」などのお店・会社が行なう活動はすべてブランドイメージと矛盾することなく一貫していなければいけません。
女性のファンが生まれる! 「伝わるウェブ」のブランド戦略 066Pより
この一文に本当に共感した。お客様視点で矛盾してはいけないのである。
私はYoutubeで生放送をしている。いずれは有名になりたい。しかし、今は周りに人が集まっていない。
周りに人を集めたいなあと思っていたある日、「つんく♂」さんのnote、「凡人が、天才に勝つ方法」を読んでみた。
作曲者として自分は凡人であるが、こうやって私はプロになったんだという内容のNoteである。
その中に、「自分が好きに感じたことをデータ化すること」という言葉があった。
自分の好きなものを徹底的に分析し、その好きなものとオリジナルを混ぜて世間に出していくのだという内容だ。
これを受け、3日ほど前に、「自分がよくみる、もしくはよく見ていた、好きなYoutuber」をリストアップした。
8人ほどリストアップできた。(敬称略)
- ゆっくり外道ライフ(Niconico,ゲーム投稿)
- てつお(Niconico,ゲーム投稿)
- スーツ背広チャンネル(Youtube,時事問題)
- メンタリストDaigo(Youtube,自己啓発)
- マナブ(Youtube,自己啓発)
- イケハヤ(Youtube,自己啓発)
- ひろゆき(Youtube,時事問題)
この中で、この人達全員に共通するポイントはなんだろう? と考えてみた結果、
- 人を見下したような表現
- 早口で、情報量が多い
- 新しいことを知ったような気分になれる
- しかし見てから1日も経つと内容を思い出せない
- 毎回同じような画角
- 毎回同じような声
- どの動画でも毎回同じような構成
このような結果となった。
一流のYoutuberである彼らは、矛盾しない一貫性を持っていた。
どの動画を見ても、彼らは彼らであることに変わりない。内容こそ違えど、同じような構成で、同じような喋り方で、いつもの感じがそこにあるのだ。
その一方で、私はどうだろうか? 毎回コロコロと内容が変わり、取り扱うテーマもぐちゃぐちゃだ。
ある時視聴者がついてくれたとしても、私の芯がブレれば興味をなくし、離れていく。
「一貫性がないのが私だ! 私という存在は常に一貫している!」という屁理屈も思いついたが、それもこの本が否定してくれる。
商売には相手がいるわけですから、「あなたらしさ」というのは相手から見た「あなたらしさ」です。あくまで相手から見たあなたの印象ですので、「あなたらしさ」とは必ずしもあなたという存在のすべてが表現されたものではありません。
女性のファンが生まれる! 「伝わるウェブ」のブランド戦略 112Pより
そう! 「自分らしさ」とは、「相手から見た自分らしさ」だ。
「Aをやってようが、Bをやってようが、自分は常に自分だ!」 というのは、自分から見た自分の話。
Youtubeにおいて、見てくれる視聴者からすると、そんなことわからない。
あるYoutuberがいたとする。彼はずーっと釣りの動画を投稿していて、それを見てくれる視聴者がたくさんついていた。
しかし、Youtuberが唐突に釣りの動画投稿を一切やめて、猫と遊ぶだけの動画がたくさん投稿されるようになる。
視聴者が離れていくのは当たり前のことだ。そのYoutuberは、他人からみたときの自分らしさを失ってしまっているのだ。
僕のYoutubeチャンネルはぐちゃぐちゃになっている。
雑談の生放送をたくさんやって視聴者を集めます! というコンセプトがメインなのに、それが見てくれる人に伝わっているのだろうか?
途中で、占い! とか英語! とか、唐突に他のジャンルに逸れてはまた戻ってきている。僕は他人視点において、一貫性を、自分らしさを失っていると断言できる。
今のYoutubeの運用方法がよくないということは自覚していたが、この本を読むことによってそれが明確になった。
自分のブランディングをしっかりとやる。
おわりに
感想として長く書きすぎたのですが、書ききれなかった。
ブランディング、自己分析、ペルソナ、ウェブサイト。
参考になるところが山程あったが、その中で僕に一番刺さった、自分らしさという一点に絞って書いた。
図書館で借りてきた本だが、この本、とても参考になるのと、実際に書き込んだり付箋をはって使いたいので、自分で買ってしまおうと思う。
とりあえず返却期限までじっくり読み込んで、Youtubeの運営のやり方を見直していこう。
課題
ウェブサイト修正
自分を調べてくれた人、YoutubeやTwitterから私のことが気になって見に来てくれた人のために作った(と思い込んでいた)のだが、このサイト、私の情報にアクセスしづらい。
本を読んだあとに見て恥ずかしくなってきた。これは、自分視点で作られたサイトであり、視聴者にとってはわけのわからないブログである。
自分本位で作ってしまった。サイトの内容はこのまま、トップページを編集し、「私について調べてくれた人」が私の情報を手に入れられるよう、カスタムしていこうと思う。
少なくとも、プロフィールの記事やトップページを最低限作っていく。今週にやる。
一貫性について
成功している人は総じて一貫している。人と違うことをやっている、人より優れている、どういう人であっても、一貫している。
一貫性について取り扱ったブログなどをまとめ、自分の考えを混ぜ、自分の考えをもう少し強くしたい。
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