言っていることは共感できるが好きではない本。
タイトルについて・10着しか服を持たないは微妙に違う気がする。
- 春夏秋冬の季節ごとのワードローブが10着
- シーズンオフの服はしまっている(しまった服は10着に含めない)
- 下着やシャツ・靴下・アクセサリー・上着・コートなどは10着に含めない
うまくタイトルをつけているなあと思った。10着しか服を使わないのほうが正しいと思う。
個人的な感想
- むずかしさ:☆
- 共感度合い:☆☆☆
- 参考度合い:☆
- おもしろさ:☆
- 総合点:☆
本の内容をおしゃれに見せるやり方を紹介しよう!
- カタカナのおしゃれな名詞をふんだんに使う(マダム・シック、カリフォルニア、キックボクシング)
- 文章はカギカッコをつける(そう、まさしくこんなふうに!)
- カチカチと上質な音を立てるキーボードはこのような文章を書き出した、つまり、情景描写をふんだんに入れる。
数年前に買って内容を忘れていたので読み直した。見出しだけ読めばいいかなあと思う。
書いていることには共感できるが、書き方が嫌い。ただし内容は好き。
気になったポイント
個人的に気になったポイントをまとめる。
自分のスタイルを見つける
そうではなく、自分が本当に好きな服を着よう。自分によく似合って、自分がどういう人間かを表現してくれる服を。妥協は禁物だ。
フランス人は10着しか服を持たない 81Pより
とても共感できる。ブランディングの、一貫性の考え方にも近い。
自分が他の人間からどういうふうに見られるのか? というのを意識した服選びが大切だ。
例えば、僕は休日だろうがYシャツ、ベスト、ジャケットを温度に合わせて調整して着ている。パーカーやトレーナー、スウェットシャツではなく、きっちりとした服装の方が好みだからだ。
また、こういうスーツライクな服を着ていると、「ちょっとダラダラしようかな」と甘えの感情が出づらいので、作業の効率が上がる。
休日くらい普通の服を着たら? と言う人もいるかもしれないが、自分にとっての普通を見つけると服選びは大変楽になる。
読書メモ
おわりに
この本の見出しには大変共感できる。見出しから引用すると、
- 自分のスタイルを見つける
- いつもきちんとした装いで
- いちばん良い持ち物をふだん使いにする
- 物質主義に踊らされない
などなど、私の考え方と近いものが大変多かった。
しかし、
- 当たり前のことをカタカナの名詞たっぷりに書いている
- 引用しづらい。こうだ! というポイントが薄い。全体を通して雰囲気を感じて読むタイプの本。
上の点が、どうしても受け入ることができなかった。
共感できる項目のページを開くと、たくさんのカタカナ言葉と要点がまとまっていないストーリーが書かれていて、うーん、読みづらい。
おそらく、対象読者が私ではないのだろう。誰が読むと面白く読めるのだろうか? 女性? 年齢がもっと上の人間か?
ちなみに、高校生時点でおそらくこの本を一度読んでいる。そのときどういう感想を抱いたのかは、もう覚えていない。
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